【故人の手続き】家族が亡くなったらすぐにやるべき5つのこと:弁護士が徹底解説

大切なご家族を亡くされた皆様へ。

深い悲しみと混乱の中、現実的な手続きに直面し、途方に暮れている方もいらっしゃるかもしれません。当事務所のYouTubeチャンネルで公開した動画「(4) 【故人の手続き】家族が亡くなったらすぐにやるべき5つのことを弁護士が解説します。」では、弁護士の片岡が、そのような状況で直面する重要な手続きについて解説しています。

この時期は、何よりもご自身の健康と睡眠を最優先に考えてください。全ての手続きを完璧に行う必要はありません。本記事が、その一歩を踏み出すための羅針盤となれば幸いです。

1. 死亡診断書の取得とコピーの準備

ご家族が亡くなられた際にまず必要となるのが死亡診断書です。

  • 発行元: 病院や施設で亡くなられた場合は速やかに発行してもらえます。自宅で亡くなられた場合でも、医師を呼んで発行してもらうのが一般的です。
  • 注意点: 原本が必要となる手続きもあれば、コピーで足りる手続きもあります。さまざまな手続きで必要になるため、入手したら何枚かコピーを取っておくことを強くお勧めします。
  • 受取人: 一般的には親族が受け取りますが、親族以外の方が取得を希望する場合は病院の判断によるため、事前に相談が必要です。

2. 葬儀の準備と葬儀会社の選定

死亡診断書が得られたら、次に葬儀について検討します。

  • 葬儀会社との連携: 故人が事前に葬儀会社を指定している場合はそれに従います。そうでない場合は、家族葬にするか、社葬も行うかなど、葬儀の形式を検討します。
  • 葬儀会社の選び方:
    • 互助会に加入している場合は、その提携葬儀会社に依頼することが多いです。
    • 親族が以前利用したことのある葬儀会社を選ぶケースもあります。
    • 弁護士として葬儀会社とのトラブルが少なくないという話も聞くため、評判の良い葬儀会社を選ぶことが重要です。
  • 遺影写真の準備: スマートフォン内の写真などから葬儀会社に相談すれば、加工や調整で対応できることが多いため、あまり不安に感じる必要はありません。ただし、親族にも一度相談することをお勧めします。

3. 役所・年金事務所・健康保険に関する手続き

葬儀の準備と並行して、またはその後速やかに、公的な手続きを進める必要があります。

  • 死亡届の提出:
    • 死亡後7日以内に役所に提出する必要があります。
    • 多くの場合、葬儀会社が代行してくれます。
  • 火葬許可証の取得:
    • 火葬を行うためには火葬許可証が必要です。
    • これも葬儀会社が代行してくれることが多い手続きです。
  • 年金関連の手続き:
    • 年金事務所に対して、年金の停止手続きが必要です。
    • 遺族年金を受け取れる方がいる場合は、その受給手続きを行います。
    • 故人に未支給の年金がある場合は、未支給年金の手続きも必要です。

【重要】相続放棄を検討している方へ: 年金の手続き、特に未支給年金以外の金銭が関わる手続きは、慎重に判断してください。未支給年金の手続きは相続放棄に影響がないと言われていますが、その他の金銭に関わる手続きは、相続放棄ができなくなる恐れがあります。

  • 健康保険関連の手続き:
    • 高額療養費の手続きを行うことで、高額な医療費の一部が戻ってくる場合があります。
    • 健康保険証の失効手続きも必要です。

【重要】相続放棄を検討している方へ: 高額療養費の戻り金を受け取ると、相続放棄ができなくなる恐れがありますので注意が必要です。

親族が最初から全てを自分で抱え込む必要はありません。葬儀会社の選定ができていれば、多くの手続きは葬儀会社や施設側で対応してくれることが多いです。

4. 葬儀後、一段落した後の重要な手続き

葬儀が終わって一段落したら、以下の手続きを検討しましょう。

  • 財産的な手続き:
    • 故人の預金口座。
    • 不動産の名義変更(相続登記)。
    • 生命保険や入院保険の請求。
  • 公共料金の対応: 電気、ガス、水道などの公共料金について、いつのタイミングで止めるのか、名義変更するのかを検討します。
  • クレジットカードとサブスクリプションサービス:
    • 故人のクレジットカードはすぐに止めることができますが、注意が必要です。
    • 最近は家族でサブスクリプションサービス(Netflixなど)に加入しているケースがあります。クレジットカードを停止することで、これらのアカウントが利用できなくなる可能性があるため、明細を確認し、引き継げるアカウントは引き継ぐ手続きを検討しましょう。
  • 必要な書類と情報:
    • 出生から死亡までの戸籍謄本など、冒頭で触れた死亡届以外にも多くの書類が必要になります。
    • 特に重要なのが、スマートフォンのロック解除方法です。パスワードが不明だと業者に依頼しても高額な費用や時間がかかる場合があります。
    • パスワードは遺言書に記載したり、遺言書と一緒に保管したりする方法が考えられます。また、特定のソフトを見られたくない場合は、ロック解除時に自動的にアプリを削除する設定も可能です。

5. 周囲への連絡とご自身の心のケア

  • SNSでの訃報連絡: LINE、Facebook、Instagramなどを通じて、故人と繋がりがあった方々へ訃報を知らせることも重要です。ただし、葬儀直前の連絡は問い合わせが殺到する可能性があるため、タイミングを考慮しましょう。
  • 年賀状の相手への連絡: 前年の年賀状などから、故人を大切に思っていた方々へ改めて訃報を伝えることも、とても大切なことです。
  • 何よりもご自身の心のケアを: 大切な方を亡くされた後は、ご自身も精神的なショックを受けていることが多いはずです。手続きのことばかりを考えるのではなく、ご自身の健康や睡眠を最優先にし、故人が喜ぶことを考えながら、心の状態をコントロールすることも重要です。

実家相続と同様に、ご家族が亡くなられた後の手続きは、多くの方が戸惑う複雑な問題です。当事務所では、これらの手続きに関するご相談を幅広く承っております。ご不明な点や不安なことがございましたら、一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。

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