相続人間での対立を乗り越え、法定相続分を確保!50代女性の遺産分割調停・審判の事例
依頼内容
Aさんの父親が亡くなり、相続人の間での話し合いがまとまらないとのことで、ご依頼いただきました。
ご依頼者 | Aさん(女性・50代) |
相続財産 | 約9000万の預貯金、不動産 |
ご依頼者と被相続人の関係 | 子(Aさん)ー 父(被相続人) |
相続人 | 子、孫 |
争点 |
相続人間で話し合いがまとまらない |
結果 |
法定相続分獲得 |
解決までの期間 | 約2年10ヶ月 |
弁護士の対応
相続人のグループが複数あったことため、解決に時間がかかった事案です。
また相続税申告も必要だったことから、最初に未分割で相続税申告をした上で、遺産分割調停に臨みました。
遺産分割調停では現在の財産だけでなく、相続発生後の賃料の帰属なども含めた形での検討を重ねてきました。
また、生前のAさんの適正でない引き出しなどについても詳細にお互い主張し合い、納得のする解決を目指して、長期間になったものの解決に至りました。
また、調停ではなく審判にしました。審判で、調停で譲り合えないところがある場合には、裁判所できっちり主張していく必要があります。
生前にAさんが受取っていた約1000万の生命保険については特別受益になるかどうかの問題がありましたが、それについては合意に至りませんでした。
これについて審判で主張し続けた結果、生命保険の特別受益については全額認められないという、こちらの有利な審判を獲得することができました。
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